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私のチーズとの出合いは、実は生まれる前、母親のおなかの中にいるときらしい。
もちろん記憶はないのだが両親の話では、当時夫婦の第一子として母親が妊娠したときに、父は胎児に良いと聞いた6ピースになっているチーズのひと切れを、毎日1個ずつ会社帰りに買って帰ったというのだ。まだ冷蔵庫がないころだったのかもしれない。
昭和ひと桁の時代、四国の山奥に生まれた母には、チーズを食する習慣はそれまでまったくなかった。しかし父親が、子供にいいから食べろというので、気持ち悪いのをこらえて食べ続けてくれたという。おかげで私は、無事生まれてきた。
その後、母親は弟と妹を生んでいるのだが、そのときはもうチーズは食べなかったらしい。ほかのさまざまな栄養食品も出てきたのであろう。しかしその後、数十年が過ぎてみると、同じ兄弟で視力の違いに大きな差が出ていることが分かる。
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