「チーズって知ってる?」「何、それ?」
「すっごくおいしいよ!」「エッ、食べるものなの?どんな味?」
「せっけんみたいな感じかな〜」「そんなの気持ちわる〜い!」
44、5年前の友達との遊びながらの言葉のやり取りが、今でも鮮烈な記憶として残っております。わが家の食生活の中には、まだチーズという言葉すら存在しない時代でした。

ほどなくして、小学校の給食に初めてのフィンガータイプのプロセスチーズが出されました。
「せっけんみたいな感じ」と聞いた言葉が頭をかすめ、どうしても口に運ぶことができなかったのでした。
そして、事件が起こったのです。